院長の日誌

浮腫んでスッキリしない感覚

暑い時期が年々長くなるようです。「観測史上初」や「異常気象」という言葉が天気予報に増えてきたのは、個人的な記憶で三十年ほど前からでした。

この世界はなにか変だ

と感じている人は意外と多いのに、趨勢を変えるに至らないのが「なにか変だ」と思っています。ともあれ、こんな長くて暑い夏を暮らすのはたいへん身体に負担です。

訪問マッサージでお伺いする高齢の方は、こんなに暑いと外出できなくなります。結果、明らかな運動不足から、下腿浮腫が進行します。

浮腫、いわゆる「むくみ」は体内の水分の滞留です。心機能低下、腎機能低下、リンパ浮腫など、さまざまな原因が求められますが、要するに、巡りが悪いわけです。

指圧マッサージは物理的に皮膚表面から、水分を体幹に流すことをします。むくみがある部位では求心性の操作です。

暑さで自宅にこもりがちになっている方は、運動をかねて「つま先立ち(カーフ・レイズ)」を。ふくらはぎの筋収縮をポンプにして水分を上に押し上げます。歩いていればこれが自然と行われています。歩行はヒトの基本動作なのです。

室内で転倒しないよう、椅子の背など摑まるものの確保をお忘れなく!

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