院長の日誌

ダイエットって何でしょう?

わたしの親世代である、現時点での後期高齢者たちが若かりし頃…(かなり昔)。女性週刊誌、月刊誌の特集に頻出だった「ダイエット」は、今の若い世代にどう聞こえるのでしょう?

わたしの親世代の男女共に多く見られた中年太り〜肥満体型の人は、その頃よりずいぶん減ったのです。健康意識と食生活の変化のためでしょう。

生活習慣病という疾病グループは以前、成人病と呼ばれていました。太った大人だけの(子供がかからない)病気という含意だったと思います。

高血圧症、脂質異常症、糖尿病という自覚症状に乏しい代謝異常が、脳血管障害や悪性新生物がんの下地になっているという知見から、生活習慣病予防を目指す特定健診が開始されたのが 2008 年(平成 20 年)。40 歳の健康診断、初めて「腹囲」を測られた時は、洋服のサイズを測っていたウエストラインとの違いがこそばゆい経験ですよね。

https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/metabolic/ym-051

腹囲は内臓脂肪レベルのスクリーニングです。ぱっと見の「太ってますね」の数値化と言ってよいと思います。ダイエットは特定健診・特定保健指導に置き換えられたかのように、下火になっていきます…(つづく)。

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