スポーツの秋の機能訓練指導員
筋力トレーニングが嫌いです。略して筋トレというコトバも嫌いです。子供の時から本の虫、一貫してインドア文系、運動習慣はないし体育会系の部活動経験なし。そんなわたくしが、
身体を動かすのは気持ちがいいですね!
と指導することになり、自分にできることは、自分と同じ運動キライな方に、わたしの身体実感をお伝えすることだと考えています。
柔道整復は「ほねつぎ」で、捻挫と打撲(骨折と脱臼は医師の同意が必要)という急性外傷が専門です。手技療法から東洋の匂いを嫌って分派した一派で、柔道整復師法を別に立てました。柔道は日本固有の身体技法なのですが、現在の養成学校は柔道の稽古を重視しないと思います。
理学療法の「理学」は物理の理、起源を遡れば按摩、マッサージ、指圧が民間療法だった時代の他流派、名乗りが違ったのですね。物理療法は器具を用います。現代は運動療法に主軸を移しているように見えます。
柔道整復も理学療法も、身体を動かすことを運動=スポーツから考えています。
身体を動かすことって運動じゃないの??
わたしが体育会系トレーニングを嫌うのは、
- 上から教える
- できないと見下される
- 数字で評価する
- 競争させる
ことに尽きます。身体を動かす気持ちよさは、自分の身体で感じることしかできない極めて個人的な身体実感で、スポーツとまったく別次元です。
身体が丈夫でない人(わたし)が、運動キライな方に、言葉でなくお伝えできることがあります。東洋の生命観から言語化していきたいなー、と思いながら、今月、機能訓練指導員に復帰します。
