パーキンソン病というむずかしい病気
新年度となり、桜がちらちら散る花曇りの日曜日に、パーキンソン病講座に行ってきました。会場は今年度半ばに閉鎖になるクラシックな建物、青梅市福祉センター。パーキンソン病は患者数が増加傾向の難病です。主催は当事者と家族会のところに、デイサービスで診せてもらっている方からの紹介で参加することができました。
講師は、埼玉医科大学 脳神経内科 大山彦光先生。さすがに第一線、最先端医療の現在と未来をわかりやすく説明してくださって、たいへん勉強になる貴重な機会です。
https://www.saitama-med.ac.jp/hospital/division/department/neurology/staff.html
パーキンソン病の当事者にとって、おそらく最もホットな希望である iPS 細胞での再生医療についての理解を深めることができたのは大きな収穫でした。ただ、ニュースになった治療方法の「承認」が仮承認であり、これから7年以内に「本承認」を得てから、ようやく患者さんのところに届くというスケジュールは、高齢の患者さんにはもどかしさが辛い…、反応が会場に流れました。皆さんの希望の切実さを感じます。
病態は中脳黒質の変性からくるドパミン生成不良という知識から、αシヌレイン異常蓄積が観察される(レビー小体型認知症と似ている)とアップデート。指圧師にどれだけ知識があっても、その治療法を用いることはありませんが、「何だかよくわからない」では自分で納得できないのです。
どんな疾患も、いちばんよくご存知なのは当事者です。患者さんに教えてもらいながら、必須の運動療法とマッサージで一緒に歩いていくことができると考えています。
大事なのはハッピーでいること! ドパミンは楽しい気分で溢れてくる神経伝達物質だからです、と大山先生の講義が締めくくられたのが印象的でした。
