歩くと膝が痛くて…(変形性膝関節症)

杖をついたりシルバーカーが頼りだったり、高齢になると目立って足腰が弱ってきます。ごく単純に、長いこと働いてくれた身体が「おつかれさま」の時期に辿り着いたのですが、それでも買い物が不自由だったり、何より痛みがあるのは辛いことですね。
よく見られるのがいわゆるO脚。膝が外側に曲がってしまう、変形性膝関節症です。体の重さを真っ直ぐ下に支えることができません。重症になると整形外科で人工関節置換術をすすめられるのが一般的になっています。
外科手術に踏み切る前にできることはありませんか?という相談がよく寄せられます。指圧マッサージでは、徒手による運動操作で改善を図ります。ベクトルがずれてしまった膝関節と股関節のアライメントを無理なく矯正しながら、膝の痛みの軽減に効果があります。
できなくなっていた正座が再びできるように。大腿骨から脛骨へ、太く強靭な骨で体重を支える線を繋ぐのが膝関節です。骨も軟骨もゆっくりと再生しています。真っ直ぐに戻していきましょう。
ご自分では、足の親指の付け根のふくらみ(拇趾球)に体重を乗せて歩くイメージをお伝えしています。
来院が難しい方には、ご自宅や施設へ、訪問マッサージで対応します。あん摩マッサージ指圧師の施術には健康保険が適用されます。